我々が目指す「蔵王福祉の森構想」とは

2013.09.22 11:13

「蔵王福祉の森構想」とは
~高齢者が安心して暮らせるまちづくり~



背景
 私たちが住む日本国が、世界に類のないスピードで高齢社会を突き進んでいることは、今や常識になっています。
この傾向は昭和三十年頃から兆してはいたものの、少子化が同時進行し始めたことも重なり、瞬く間に高齢化が進んでいきました。
蔵王町遠刈田温泉字小妻坂・八山地区も同様の流れにあり、またクリニックも無い無医地区の為、より深刻な状況にあるといえます。


セーフティネットの確立
 「蔵王福祉の森構想」では、平成26年4月に特別養護老人ホーム「せせらぎのさと」をオープン。続いて温泉療法を取り入れた医療施設を開設し、誰しもが安心して暮らせる最低限のセーフティネットを確立したうえで、訪問介護、訪問診療、配食サービス、24時間見守り体制を核とする地域包括ケアシステムを確立していきます。


ユニークな取り組み
 今までの日本にないようなユニークな運営を心掛けていきます。施設入所者お一人お一人の声に耳を傾け、何をしたいのか何を欲しいているのかを汲み取り、その人に相応しい役割を果たすことができるように支援し、最後までイキイキとした暮らしが実現できるようサポート致します。


新たなコミュニティの創造
 核家族という孤立した環境の下で、子育てに悩む若い世代が移り住みたくなるような街、互いに助け合って暮らすコミュニティを、新たに建設する保育施設を中心として、「子育て支援ネットワーク」を構築していきます。


 高齢者も若者も、障がいのある者もない者も、誰しもが安心して暮らせるまちづくりを目指す運動を巻き起こし、助け合いの輪をつくり、この緑豊かな蔵王の地に、地域の皆様とともに「新しい絆」「新たなコミュニティ」そして「心豊かな街」をつくりあげていきます。