現在の日本の地方は住民や観光客の減少、また農家の後継ぎの不足など様々な課題を抱えております。住民の流失は空家や耕作放棄地を増やし地域としての機能を失いつつあり、機能を失った町並みは景観的な魅力を失い観光客の減少などを招く負のスパイラルに陥っております。当社が事業を展開する宮城県蔵王町においても例外ではありません。当社は開発会社として長年培ったノウハウを活かし、他のリゾート開発会社や住民等で構成される業界団体「みやぎ蔵王別荘協議会」を立ち上げ、地域が持つ特性を活かしながら遊休資産である開発地の再利用の取組みを進めております。同時に地方の様々なニーズをとらえ地域の医療法人や社会福祉法人と連携し行政や住民で構成される団体などと共に新たなまちづくりの構想である「蔵王福祉の森構想」を進めております。空家や耕作放棄地の活用は景観を保ち効果を発揮し、国内外からの交流人口の増加につながっております。